ロータリーの友解説 伊藤会員
今号の特集はヨコ組では、世界理解月間として「日本から世界から」というタイトルで世界各地で活躍する世界のロータリアンが紹介されています。日本のロータリアンの活動はヨコ10Pからモンゴル、ベトナム、ネパール、バングラデシュとアジア各地での活動が記載されています。気になる点としては20・21PでRI指定記事「ポリオを食い止めるインドネシアの挑戦」と題して、ポリオの発症が10年近く確認されなかったインドネシアに、再びポリオ蔓延の危機が発生したと報告されています。
タテ7Pから 風紋その人その人生 では各地区のロータリアンが登場しその人の生き方仕事ぶりを紹介するコーナーです。
今回はイビデン中興の祖といわれている、多賀潤一郎さんが紹介されています。会社存亡の危機に立たされたとき、いちはやく再構築の舵取りをして成功をおさめ1981年から91年まで社長を勤められ二年前からは最高顧問ということです。現在では2つの読書サークル「多賀塾」に力を入れられ地元財界人を中心に定例会を開いている。その際には課題図書をきめてメンバーが読後の感想を発表し多賀さんが講評する。忙しくて読む暇がなかったというメンバーには「貯金は金があまったからするものではなく、読書は時間があまったからするものではない」という。現在では中京大学大大学院で教鞭に立つそうです。
ヨコ28P 市原RCがホストを務めた第2790地区の地区大会の略報として掲載されています。使用写真がラインダンスになっておりますが、編集者に強いイメージを残されたのでしょうか。個人的には違う写真が良いかと思った。
第21次WCS支援視察に参加して 綾部会員
第2790地区 野村WCS委員長以下24名が参加した。1/21〜23まで正に駆け足でWCS活動の一環を見てきた。訪問先は、フィリピン国 ミンダナオ島ダバオ市(3860地区)、セブ島セブ市の2地区である。特にタバオ市周辺には長年間にわたり支援活動を行ってきたと聞く。3860地区のWCS委員長は日本人三宅ヒカル氏であった。
WCS活動は高貴の理想に基づいた支援活動であるが、支援を受ける方の実状が必ずしも明確に理解出来ない点があるようである。現地を見ないと支援プロジェクトの内容がよく判らないケースもある。
また、各クラブの会員数、活動資金等よく判らない、クラブ会費が幾らかということなど暗に触られなくないという様子が見えるとも聞く。とはいえ、現地の各クラブが推進するプロジェクト先を訪問してみると、我々一行を歓迎してくれる度合いには驚かされる。
小学生を2〜3訪問したが多いところは2〜300人の子供達が「お手製の日の丸」を振って迎えてくれるには感激した。
ここに我々の支援金が幾ら届いているのであろうか。支援資金の流れが不透明だ、との声もあると聞くが、この様子を見ればどこでどう目減りしようがそれなりの効果はあることに間違いない。彼の太平洋戦争中の遺根から対日感情が良くないと聞いていたが、この光景を見る限り表向きは過去のものと成りつつあり、この子供達の世代の対日感情は良い方向に向かっていくものと思う。それはWCSの地道な継続の成果でもあろう。
セブ市を訪問するのは久しぶりだそうだが、支援金贈呈式での歓迎ぶりは盛大なものであった。各クラブからバナーやキーホルダー等沢山のお土産を頂いた。私は持参したバナーを全てダバオのクラブに配ってしまい、何もやれなかったのは残念であつた。
今回の視察により
(1)現地の実状は日本からは計り知れないものがある。
(2)支援活動の対象は教育、健康 生活手段の向上改善であろう。
(3)人と人との交流は一朝一夜で出来るものではなく、断続的に行われる事が欠かせないと感じた。
3860地区 タバオ、セブの大都市を含む、クラブ数は100。
例会開始時間は殆夕方で6時から8時 女性会員だけのクラブ12時から
服装はフィリピンの特産 麻の長袖シャツが正式?
支援の中身
今回は32テーマに対して2,200万円
大半は3〜10万円以下 多いもので20万円
3万円がどれくらいの価値があるか 物価は判らないので比較が難しい。大雑把に1万円は4000ペソ。日雇い程度で80ペソ/日1家族が食べれるとなると80×25日=2000ペソ(為替では5000円位)1万円あれば2家族が1ヶ月食べられる。
となると3万円の価値が判る、大げさに言えば90万円くらいに相当するか。生活保護費 15万/3人家族。支援金贈呈式での歓迎ぶりも理解できるかもしれない。
印象に残った支援プロジェクト
(1)セブ空港内のマッサージ室・視力障害者・身体障害者・椅子・備品が買いたい
GIVE ME A CHANCEの歌
(2)小学生の井戸水タンク 日の丸での歓迎、大学芋のサービス
(3)歓迎のレイ(お手製のもの有り)
観光はゼロ、ちょっと残念。
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