2006/2007 WEEKLY BULLETIN

2007年1月17日

第2104回例会

●SAA(司会) 小川会員 / ●会報担当 行木会員

点鐘 市原RC会長  津留 起夫
ソング 手に手つないで
お客様 市原市剣道連盟会長 常澄 忠男 様県立姉崎高等学校長 白鳥 秀幸 様
市原市剣道連盟会長 常澄 忠男 様
市原市剣道連盟   小原 保孝 様
会長挨拶

市原RC会長 津留起夫

 皆様、こんにちは。本日のお客様は、卓話をしていただきます県立姉崎高校の白鳥秀幸校長先生、そして、若鷲旗争奪中学校剣道大会後援のご挨拶に御見えになられた市原市剣道連盟会長常澄忠男様(姉崎中学校校長)と小原保孝先生です。どうぞごゆっくりおくつろぎください。
 重要なお知らせがあります。すでにお手元に配布いたしましたガバナー事務所からの文書です。現ガバナーが来年度も続行するお知らせです。実は、10日の例会後で会長幹事含めまして主だった者が集められました。その席上ガバナーは、「明日RIにガバナー継続の意思を示す」と固い決意を披露されました。GEがいろいろな事情でなかなか決まらず、苦渋の選択を迫られた結果だと思います。いずれにしろ、米国から帰国した後具体的な方針が決まると思います。
 さて、12年前の本日、阪神大震災が起きました。のど元を過ぎてしまえば、すぐ忘れてしまうのは世の常だと思います。3日分の水、食料の準備をしましょう。また、「雪印の二の舞になるのではないのか」と、今騒がれておりますお菓子メーカーでの役員会にその議論が出たそうですが、この事例は、食品メーカーに避けては通れない食品安全に関する法令順守について正にのど元過ぎればの悪例であります。ご自分の足元をもう一度点検しましょう。
 ところで、姉崎高校は私の家があります青葉台の入口にあります。校門を入ったところにプレハブの休憩所が見えます。通勤時校門に先生が立っておられるのを見ております。なんだろうなと思っておりました。本日の卓話で、その訳が解明されるわけです。楽しみにしております。

委員会報告 ●角谷会員
・地区補助金支援クラブ及びプログラムについての説明(別紙あり)
・ロータリークラブ・マスターカード募集について

●社会奉仕委員会 千葉会員
第17回若鷲旗争奪中学校剣道大会後援について
 謹啓、貴クラブ会員の皆様方におかれましてはますますご健勝でお過ごしのこととご推察申し上げます。また、日頃より市原市剣道連盟の諸行事につきまして、ご支援、ご協力を賜りまして誠にありがとうございます。
 さて、私共の市原市剣道連盟所属の中学校部会は、本年も数々の大会で活躍することができました。特に千葉県新人体育大会男子個人準優勝という成績を残すことが出来ました。これもひとえに市原ロータリークラブ、並びに市原中央ロータリークラブの皆様方にご支援いただいております若鷲旗争奪中学校剣道大会の実績の積み重ねであると確信しております。併せて、両ロータリークラブ会員の皆様の日頃からのご支援・ご協力の賜物であると心より感謝申し上げるところでございます。
 さて、本年度の1年間の総決算とも言うべき、第17回若鷲旗争奪中学校剣道大会を下記の内容で実施したいと考えております。
 つきましては、本大会の目的達成のために貴ロータリークラブ会員の皆様方のご支援とご協力を仰ぎたく、ここにお願い申し上げます。敬具

大会名  第17回若鷲旗争奪中学校剣道大会
目的 青少年の健全育成と、生涯スポーツの基礎づくりの一環として、市内外の中学生と剣道を通じて、技術の向上と剣道精神の高揚を図ることにより、心身ともに健全な生徒の育成を目指す。併せて、生徒相互の親睦と、剣道の普及発展、並びに剣道の教育的意義を深める機会とする。
日時 平成19年3月21日(水)8:30開館、9:30開会予定
会場 市原市中央武道館
〒290−0011 市原市能満1474−1 揩O436−41−9825
主催 市原市剣道連盟
後援 市原ロータリークラブ
市原中央ロータリークラブ
市原市教育委員会
(財)市原市体育協会
市原市小中学校体育連盟
(株)千葉日報社

本日の
プログラム
千葉県立姉崎高等学校長 白鳥 秀幸 様
「姉崎高校の取り組み」

千葉県立姉崎高等学校長 白鳥 秀幸 様

平成16年4月に姉崎高校に着任しましたが、それと同時に「自己啓発指導重点校」の指定を受け再出発することとなりました。その時は正直「どうしよう・・・」というのが本音でした。花は一本もない、ソフトボール場やテニスコート、野球のグランドまでもが荒れ放題、さらに県のシンボルでもある槙の木が傾いているような状態でした。
始業式や入学式では、返事をしない・立たない・式辞はまったく聞かないといった状態で、式を3回も中断せざるを得ない状態。生徒の三分の一は金髪・茶髪、校舎内はゴミだらけで、しかもゴミ箱は壊れたまま、そのあまりの無秩序さには驚かされました。
私は「ピンチはチャンス」をモットーに、まず姉崎高校の負のイメージを払拭し、生徒が主役である学校、地域に開かれた・地域に信頼される・地域になくてはならない学校づくりを目指しました。そのためには、教師の指導と一貫性とヤル気の継続、生徒会活動の活性化が最重要課題であると考えました。
生活基盤づくりの第一歩として、県教育委員会の学校訪問日である5月10日に合わせて、校門前にテントを張り「金髪・茶髪では学校にいれません」をモットーに、全教員が交替で毎日始業前8時から6時限終了まで厳しい「再登校指導」を実施し、その結果として訪問当日には金髪・茶髪はゼロとなりました。
友人が勤める臨海地域の企業に行ってみると「姉崎高校が来るなんて初めて」と言われ驚かれました。今は校長自らが営業する時代と、積極的に臨海地域の企業にお願いに回った成果もあって、最近では「挨拶できて、部活をきちんとやってる生徒なら採用してもいい」という何とも有難い言葉もいただき、一流企業からの求人もいただけるようになりました。
地域住民からも服装・頭髪が高校生らしくなってきたと評価されてきました。こうやって元気な姉崎高校になってきたのも地域の皆様のお陰があってこそです。
学習基盤づくりでは、学校設定教科(マルチベーシック)をスタートさせることができました。生徒は基礎学力が乏しく、学力差が激しいという現実、そして退学や低所得、さらには家庭環境の問題、外国人が増え言葉も通じないなど様々な問題を抱えています。
そういう実態を踏まえたマルチベーシックは、ステップ1(基礎基本)・2(標準)・3(応用)を使用、時間割を作成した。学習内容は、国語・地理歴史・公民・数学・理科・英語を義務教育まで遡って「自己診断カルテ」を作成し、どこまで分かり、どこから先が分からないのかを自己診断できるようにしました。
「学び直し」によって「分かる喜び」を再発見し、多くの生徒が学習の楽しさを味わうことができ、学習意欲も向上しました。就職試験を受験した生徒からマルチベーシックをやってよかったという声も聞かれ、その効果を確信しています。
地域に開かれた学校づくりの一環として、近隣の小学校の全児童に英語・体育・数学・理科の出前授業を実施してきました。そのことによって地域住民からの後押しが得られるようにもなってきました。そういった地道な活動の結果、全国から35校が来校しています。
学校は生徒が主役であり、学校に対する愛校心が大切です。今は美化委員のクリーンアップ運動、規律委員の校門での挨拶、ボランティア委員の花植えなどを継続しています。
私は「最高責任者は自分だ」ということを常に念頭においています。
皆様には是非、姉崎高校が変わったということを口コミして頂ければ幸いです。
残念ながら「本当に優秀な生徒は地元には残らない」というのが現状です。「地域の生徒は、地域で育てる」ということを実現していくために中学校を回ることで、袖ヶ浦地区から約1割の生徒を市原地区に戻すことに成功しました。
地域に開かれた、地域から信頼される、地域になくてはならない姉高づくりを目指して、今後とも全教職員の力を結集していきたいと思います。

ニコニコ・
ソーリー

●市原市剣道連盟
若鷲旗争奪中学校剣道大会、今年もご協力お願い致します。
●小池 清二 会員
学校医をしている姉中・姉高の校長先生のご活躍に敬服しております。
本日の白鳥校長さんの卓話で、取り組みの意欲に感銘致しました。
ご活躍を祈念して!

出席報告

前々回確定 100% 本日出席者  40名
本日欠席者  7名 本日出席率 85.4%

点鐘

市原RC会長 津留起夫