2006/2007 WEEKLY BULLETIN

2006年12月6日

第2100回例会

●SAA(司会) 齊藤会員 / ●会報担当 篠田会員

点鐘 市原RC会長  津留 起夫
ソング 君が代 奉仕の理想
お客様 ガバナー 白鳥政孝様 ガバナー補佐 斉藤功様公式訪問 
ガバナー 白鳥政孝 様
ガバナー補佐 斉藤功 様
会長挨拶

市原RC会長 津留起夫市原RC会長 津留起夫

 皆様こんにちは。本日のお客様は、白鳥政孝ガバナーと斎藤 功ガバナー補佐です。例会後の協議会に出席していただきます。
 本日の例会は、2100回目です。その良い区切りにガバナーの公式訪問をお受けすることは、ホームクラブとしてこの上ない喜びであります。パストガバナーと現ガバナーを有するということは誠にうれしいことであり、ロータリー・クラブとして誇りうるものです。良い土壌には、おいしい野菜や実がなり美しい花が咲きます。市原ロータリー・クラブの土壌は、それを証明しております。しかし、日夜耕すことを怠ったならば、一夜にして枯れてしまうでしょう。本日の例会後の協議会は、クラブの活性化つまり耕す方法を検証、協議するところです。是非とも活発なご意見をお願いします。

幹事報告

本日はガバナーを迎えての例会です。例会終了時に写真撮影を行います。
若潮RCより例会場変更の案内が来ています。
例会後に協議会を行いますが、席はそのまま行います。

委員会報告 ●泉水会員 
 第30回 R.Y.L.A.セミナーが開催されます、参加ご希望の方はご連絡下さい。
●山田会員
 ガバナー月信遅れましたが、本日配布いたします。
誕生祝 12月 山崎・宇都宮会員
結婚祝 12月 常泉・藤谷・尾中・高澤会員
本日の
プログラム

白鳥ガバナー白鳥ガバナー卓話

現況のロータリーから思う

 前年度2クラブが国際ロータリーを脱会しました。それと会員数の減少が続いています。その理由はいろいろありますが、1.ロータリー情報の不足、2.職業奉仕理念の理解不足、3.一業種一名という職業分類の緩み、親睦の基である炉辺会合不足にあるのではないでしょうか。
 ロータリー情報の不徹底から考えて見ます。ロータリー100年の歴史から学ぶべき事は実に沢山あります。ロータリー決して順風満帆で発展してきたのではありません。時に応じてロータリーの奉仕の理論を開発し、実践哲学を打ちたて、世に奉仕する概念を取り入れ、叡智を絞った実践方法を編み出して社会に役立ってきたからこそこそ世に認められ、多くの人が賛同し、世界120万人の会員を擁するまでに発展してきたのであります。
 数々の論争を経て、確固たるロータリー思想が確立されていたからです。
その実践哲学を学ぶことはロータリーライフをより楽しむための入口であります。
 ロータリーは親睦を土台にした奉仕活動であるといわれていますが、単なる親睦のみを行う社交クラブではなくロータリーの思想を身に付ける訓練をすることを前提にした親睦でなければならないと思います。安易な親睦ではありません。従ってロータリーの手続や機構を知ると同時にロータリーの実践哲学を理解するロータリー情報を大切にしたいものです。そのための方策はクラブのクラブ奉仕活動の中にあります。
 第一の目的であるクラブ奉仕について述べます。
 ロータリーでは一業種一会員制というロータリーの大きな特徴となっていたのですが、今はこの形が崩れております。会員増強を前面に押し出しているためにロータリーの大きな特徴が失われつつあるのは由々しきことであります。
 ロータリーは代人を認めず、身分の上下関係もなく、重要な役に付く人はいても、みな対等の関係にあります。また役の選択も出来ない一年ないし三年交替であります。そして例会の出席は厳格であります。何故なら例会をなおざりにしては自己研鑽になりません。人は最初強制されても、馴れるにつれて本物に成ってくるものであるから、ロータリーは出席を厳格にしているのです。目的意識(「我以外皆師なり」)を持った人たちが集まれば、溌剌とした魅力あふれる例会となります。
 与えられたクラブ奉仕活動(委員会活動)を懸命に務めますと、ロータリーはその人にいろいろな利益をもたらしめます。ロータリーは要請に対してノーと言えないという慣例は、クラブにとっては人材の発掘にもなりますし、個人にとっては思わぬ自己再発見に繋がることがあります。私たちロータリアンは与えられた機会を自分の試練と受け止め、その機会を大事にしたいものです。
 ロータリーはクラブ奉仕の活動に比例してロータリー内外との交流や親睦などが多くなりますから、長期的視野に立てば、その人にさまざまな恩恵を与え、その人の職業にも良い影響を与えてまいります。
 では、ロータリーの自己研鑽に供する一番の方法は何かといいますと、まず「参加すること」(Participate)であります。例会に代表されるロータリーのいろいろな会合に自覚と目的意識を確りもって、参加することであります。そうすれば、即効性はないけれど、確実により向上した自分自身の人作りが醸し出され、その人に徳が身についてまいります。世の中にこのような人がロータリーから地域にどんどん輩出されることは、実に素晴らしいことではありませんか。
 ここで注意しなければならないのは、ロータリー精神の純化された世界に世間一般の論理を入れてしまっては、全く効果が挙がらなくなってしまうことです。人間道場であるとも言われるロータリーの世界に世俗の論理を絶対に持ち込まないことです。これはロータリアン各自が相当に意識しないとできません。つまりロータリーのルール、哲学、テーマを忠実に則し、ロータリーの決められた手順の手抜きをしないように細心の注意を払うことです。この点が重要なことであります。
 先人ロータリアンが長い年月を掛けて築いた人作りの道場を単なる社交クラブにしてしまうのは、世間一般の論理が持ち込まれ、ロータリーを仕切ることに原因があります。ロータリーが衰退する原因はここにあります。また退会防止も含めて会員増強に苦悩しているのもこの点にあります。
 十人十色の価値観を持つロータリアンがそれぞれ勝手な考えで行動しては何もなりません。そこでロータリーはクラブを上手く運営するために定款・細則を定めたのであります。
 それ故、ロータリーの定款・細則にはロータリーの歩みや歴史が刻み込まれております。その中には時代の変遷に関係なく不変なものがあります。私たちはその変わらないものを大切に適用して手続きの枠からはみ出ることなく、頑なにルールを守ることによって己を磨き、世の為になる第一歩を踏み出す心をロータリーで養うことであります。
 例会は都会の砂漠の中のオアシスでもあります。そこでは熾烈な経済戦争を戦い、心の安らぎを求めて例会にやってくる様は、砂漠の中のオアシスに憩いと癒しを求めてやってくる砂漠の商人にも例えられます。憩いと安らぎの場に名誉、地位、人種、宗教、貴賎などの概念を持ち込んでは、その憩いの場は瞬時にして砂漠の世界に逆戻りしてしまい、オアシスで得られる心の安らぎと休息は全く望めなくなります。
“drop your dignity”(裃を脱いで、肘を張らないで、気楽に)とか「童心に帰って」例会場に臨みなさいとロータリーは説いています。子供の頃の無邪気な心になり、語り合い、癒し合い、認め合い、本音で語り合あえる仲となり、心を浄化(心の洗濯)しなさいといっております。
 ポール・ハリスは5年の放浪生活を終えてロータリーを創設するに至るまでの間、子供の頃の体験を念頭においてクラブの基本となる考えを熟成させていたのであります。アメリカ東部のバーモント州の美しい村ウォリングフォードで、少年時代を無邪気な仲間と過ごしたことや、厳格で、規律正しい祖父母の下で育てられたことやお互い声を掛け合う村人たちの生活の情景でありました。そこには都会では経験できない潤いと安らぎがあったのであります。これがロータリー設立の発端なっていることを私たちは銘記すべきです。ロータリーに俗世間的な理論を絶対には持ち込まないことであります。
 次に職業奉仕についてですが、ロータリーの特徴である職業奉仕とは、自分の職業を通じて世の中の役に立つことを目的としています。自分の職業を天職と心得て、良い物を、良いサービスの提供を図り顧客満足度を少しでも高めようと努力することを言っております。これは形に表れます。
 ここで、ロータリアンでなくともこのような職業奉仕と同じ考えを持って自分の職業を立派に成し遂げている人はこの世に多くいます。己の利を求めるには、まず相手(顧客)の為になる事柄を一生懸命に考え、知恵を絞ります。相手側の信頼を得るために懸命に頑張り、相手のお役に立つよう努力します。多少の理不尽なことがあっても利益を得るために耐えていきます。実業の世界は利を求めることが前提ですから、より効率的であることを常に目指して熾烈な経済戦争を繰り広げております。市場原理が行過ぎると金銭至上主義に至り、いろいろ問題も起しております。
 ロータリーでは、顧客満足度を得るためにいろんな方策を施しますが、同時進行で己の心の浄化、資質の向上を図り、職業を営む時に、その涵養された心を発揮することであります。これは心の中のことで表に現れません。この点が職業奉仕の特徴であります。
 市場原理主義万能の社会では、ロータリーの職業奉仕の哲学を適用するのは大変な事でありますが、「古来、人間が金を求めて身を滅ぼした例は枚挙に暇がありませんが、心を求めて身を滅ぼしたことは、いまだその例を聞かない」のであります。
 短期間での効果はありませんが、この世を皆で良くしようと決意して、日常の生活、職場や地域において、世界においてロータリーの職業奉仕の心.「超我の奉仕」を発揮すれば、世の中の安寧に大いに役立つものです。私たちは例会ごとにロータリーの職業奉仕の心を養うことを繰り返し、繰り返し意識したいものです。そして日頃意識して訓練を積み重ねなければなりません。人格・教養の形成は、欲望を制御する訓練から身についてまいります。身についた人格はやがて徳となり、家庭に、職場に、取引先に、地域にと影響を与えてまいります。隣近所の人やウエイターなど周囲の人に「有難う」と自然に心から言えることは実に素晴らしいことでありませんか。感謝する気持ちはものを大事にする心を育みます。夜明け前に春雨が音もなく静かに降り、人知れずにしっとりと大地を潤すかのように、ロータリーで涵養された徳がロータリアンを通して人々の心の中に静かに浸透してまいります。このロータリアン個々の涵養された心が世に遍く広がり(個人奉仕)、世界に平和をもたらすことがロータリーの究極の目的であります。
 どうか皆さんやりましょう。今やるという決意をしましょう。「何も特別な事をするのではありません。また特定な人や偉い人が集まって何かをやるのではありません。私たち決意した普通の人が集まって動けば、世の中は良い方へと変わっていくのです」。
 社会奉仕、国際奉仕についてですがロータリーは実に質の高い奉仕活動を展開しております。職業奉仕で育んだ心を持って、その活動を強力に推進していくことこそが私たちロータリアンの使命であると考えます。
 RI会長ウィリアム・B・ボイドさんは、私たちに進んでやろうと決意し、実践しようではないかと呼びかけ「率先しよう」“LEAD THE WAY”というテーマを掲げました。私はRI会長のテーマを尊重して地区のテーマを掲げませんが、心の中では、一歩後退してもいい、数年後には二歩前進するのだという意を込めて、「お互いクラブライフを率先して充実していこう」と呼びかけていきます。どうか皆様におかれましても、そうしようと決意していただき、数年後、さらに充実した魅力あるクラブの実現を目指していこうではありませんか。
 今後、皆さまの建設的なご意見やアドバイスを頂きながら任務を全うする所存でございます。
 終わりになりましたが、皆様方の事業のご繁栄とご健康ならびに成田コスモポリタンロータリー・クラブのご発展を祈念しまして私の卓話を終わりにいたします。ご清聴有難うございました。

ニコニコ・
ソーリー

●三木会員
 ガバナー公式訪問。いよいよ大団圓です。おめでとうございます。
●山田会員
 ガバナー月信6号の配達がおくれましたので。

出席報告

前々回確定 77.5%  本日出席者  35名
本日欠席者  14名  本日出席率 71.4%

点鐘

市原RC会長 津留起夫