2006年4月26日
第2070回例会
SAA(司会) 宇都宮会員
会報担当   行木会員

   例会場  ℡ 0436-23-1211 〒290-0026 千葉県市原市五井5584-1五井GH
   事務局  ℡ 0436-40-8900 〒290-0062 千葉県市原市八幡1073
        Mail Address:info@ichihara-rc.com
      会長  加藤 利夫     副会長  津留 起夫
      幹事  千葉 精春      副幹事  西村 美和子


  市原RC会長 加藤利夫
      
  

 
  
元会員及び前市原市長 小出 善三郎 

  入会前提の見学 篠田 美幸 様
  市原中央RC   浅野 董之 様

  市原RC会長 加藤利夫
皆さんこんにちは。
お客様の篠田様、市原中央ロータリークラブの浅野先輩、ようこそお越し下さいました。
又、前市長の小出善三郎様には「第三の人生」と題して卓話をして頂きます。
どうぞよろしくお願い申し上げます。


○ いよいよゴールデンウィ―クです。次週(5/3)は休会です。
○ 5月の日程はイレギュラーがありますのでお間違えのない様、プログラムをご確認ください。
  ex)  5/17() ⇒ 5/20()地区協議会に振替

      /31() ⇒ 5/26(),27()東電六ヶ所村見学・研修に振替




親睦委員会・泉水委員長:
 六ヶ所村見学の件についての確認事項連絡

米山委員会・常泉委員長:
 本日もコインボックスへよろしくお願いいたします。




前市原市長
小出善三郎 様
『第三の人生の生き方 』

皆様、大変ご無沙汰しております。本日はお招きいただきとても感謝しております。
私がどうして卓話に選ばれたのだろう?さて何を話したらいいものか?昔の話はいいとして、将来の話といってもお話のしようがないので、「第三の人生」というテーマでお話をすることにします。
 私にとっての「第二の人生」といえば、市長現職の時代。そしてその後が「第三の人生」となりますが、現在は至って健康であります。これからお話する内容が皆様にとって少しでも参考になればと思います。
私は中国の古典「史記」の中の「敗軍の将、兵を語らず」という言葉が好き。同様にあのマッカーサーが日本を去るときに語った「老兵は死なず、ただ立ち去るのみ」という言葉も好きです。そういう意味では私がここでお話する事自体、意に反するわけです。
 今は生活の基盤となるものはありません。基盤となっているのは年金、厚生年金と共済年金、そして女房の国民年金を合わせて「中流の中、もしくは下」くらいの生活はできています。皆さんが心配する相続税は支払わないで済みます。そうしたというより、なってしまった・・・というのが実態です。私は会社を経営していましたが、それをやめるには清算せねばなりません。そこで個人の財産(不動産・株)はすべて清算してしまいました。しかし、住居は何とかしないとなりませんが、女房が昔からコツコツと貯金したお金を子供たちに分けていました。そのお陰もあって、一旦は清算したものも取り戻すことができました。これで生活する上においての心配は、死ぬまでいらないわけです。
 以前からロータリー復活のお誘いもありましたが、今の状態で職業分類はどうしよう?などを考え再入会しないでいますが、こうやって皆様にお目にかかれるだけで嬉しいです。
 私の趣味はいろいろあります。とにかく基本は健康だと思いますので、毎日夫婦で家の周りとか近所の公園に歩きに行っています。実は市長を辞めた翌月、前立腺がおかしいということがあり、その状態がちょうど天皇陛下の症状とよく似ていました。帝京で検査をしてもらったら癌ではないとの診断を受け、その後自然に治ってしまいました。生きる上で、歯はとても大切です。今は小池先生にお世話になっていますが、とてもいいアドバイスをいただきインプラントをやってみました。その後はとにかく食事が美味しいし、何より食事が楽しい。それまでとても不便だったことがよく分かりました。なかなか暇がないとできる治療ではありませんが、そのお陰で人並みの食事を楽しめるようになりました。
 今日は女房も一緒にと原さんに言われましたが、実は今年1月に乳癌が発見され、悪いほうの癌を摘出しました。その後、転移の心配があるので抗がん剤の治療を続けています。そういった事情もあり、今日は一緒に来ることが出来ませんでした。これまでというもの年に2、3回は海外旅行(スイス・イタリア・スペイン・ドイツなど)をしていました。決して食事は贅沢ではありませんが、とにかく安いツアーを見つけて行っていました。見たこと行ったことのない国を周ろうと思っておりましたが、女房が癌になったので、これからは国内、とりあえず壱岐・対馬あたりにでも行こうかと考えています。この調子だと韓国に取られそうなのでその前に見ておこう・・・というわけです。とにかく24時間暇人なので行きたいところに行けます。
 今、カメラ(特にデジカメ)に凝っています。4~5枚でも撮影したら、すぐに写真屋さんで印刷してもらったり、まるで自分が絵描きにでもなったかのような気分で楽しんでいます。
 ゴルフは姉ヶ崎カントリーのメンバーで、実はオープン当時にプレーした第一号が私、これは今でも誇りにしておりますが、腕前はいまいちです。月一回のゴルフコンペには必ず参加していますが、今ではそれが生きがいです。コンペには80歳を過ぎても参加している人もたくさんいますから、私が先にやめるわけにはいかないと思いながら、迷惑をかけない程度に楽しんでおります。
 絵については「サイプレス」と「ミズナラ」という二つの展覧会に出品していますが、これは市長現職時代からずっと続けています。こういう趣味は手紙を書くときに生きるもので、私の書くのは「絵手紙」。これは半分が絵なので書くときにとても楽でいて、さらに心がこもっている。そういった意味では趣味と実益を兼ねています。
 サッカーは学生時代にやっていましたし、年間シートを買っているくらい好きで、これがハマると大変なわけです。ジェフ市原千葉のオシム監督は凄くて、彼の考え方は観客が1,000人であろうが、2,000人であろうが、とにかくお客を喜ばせなければならないというもの。そしてナビスコカップでは見事に優勝しました。彼自身はボスニア生まれで不幸な経験を持っている人ですが、とにかくサッカーは楽しみながら見ています。
 他にも、孫の楽しみ、映画の楽しみ、などいろいろとありますが、特に孫に関しては一番上が大学生で一番下が3歳、これがまた可愛い・・・。とにかくなついているので一緒にいるだけでとても幸せです。
 以上のように「第三の人生」というのはいい加減な人生です。本当はテーマを「第四の人生」にしたかったのですが・・・。女房の乳癌の一件もあって、夫婦は永遠に一緒ではないということを自覚しました。できれば私が先にあの世に行きたい。そういう意味では今まで考えなかったことも考えなければなりません。そういった事も夫婦で大いに語り合いながらこれから暮らしていきたいと思っています。「人は死ねばゴミになる」とは誰かが残した言葉ですが、これこそが私の本音です。まさに人間は生きている間だけ、あとはゴミと同じだと思います。今では名誉もなにも捨ててしまえと思っています。先だって叙勲の有資格者だという案内がありましたが興味がなく丁重にお断りしました。
 今、日記帳をつけています。その日のニュースや写真、この写真は特に美人の写真です。例えば、スケートの浅田真央、テニスのシャラポア、ゴルフなら宮里藍のおへそなど、それを切り抜いてノートに貼っています。私がいなくなったら子供たちは捨ててしまうかもしれませんが、これがいい楽しみになっています。もし入院でもしたら、病院でのいい暇つぶしにでもなるかなとも思っています。
 そして「我が家の重大ニュース」。日本の重大ニュースなんてどうでもいいですが、夫婦も結婚50周年を迎え、子供ができてから家庭が変わっていく姿は後で見るととても楽しいものです。
 最後に読書も趣味です。先日、新宿の紀伊国屋書店で「国家の品格」という本を買い、今はこれを読んでいます。ここに書かれているのが「日本は品格がなくなった。今でこそ昔ながらの武士道精神を生かすべき。」と書かれています。ちょっと“右”過ぎるかもしれませんが、現代の子供たちの問題などを解決するヒントになるような気がします。
 本日はお招きいただき、どうもありがとうございました。



小出 善三郎 久しぶりにロータリークラブの食事を頂きましたので。

檜垣 可子 会員長い間、ご無沙汰してしまいました。年のせいか風邪が長びいてしまい大変でした。

小池 清二 会員
小出さん、健康第一のお話を拝聴出来有難うございます。又、小池歯科医院の宣伝までして頂き感謝、感謝します。

三木 敏靖 会員白鳥ガバナーエレクトに随行して新千葉R.C、館山R.Cの周年行事に出席しました。30年振りに青年会議所の仲間と会いました。旧交を暖めました。

前々回確定 66%
本日出席者 37名
本日欠席者 13名
本日出席率 74%

     加藤利夫会長