2004年10月13日 第1997回例会 SAA(司会) 鶴岡会員 会報担当 横山会員 |
例会場&事務局 〒299-01千葉県市原市姉崎584 |
市原RC 始関会長 |
我らの生業
市原ぞうの国 坂本小百合園長
会長 始関 信夫
先週は史上最強の台風とのことで、皆さんの所はいかがだったでしょうか? 10/9に千葉南RC20周年記念がありまして、会長・幹事・藤谷会員・小川会員が出席下さいました。
会員増強のツールとしてリーフレットがありますが、部数が少なくなっております。「ロータリーの友」を取寄せますので、変わりにお使い下さい。
職業奉仕セミナーが10/28に開催予定です。会長・幹事・小野職業奉仕委員長が出席予定ですが、その他に出席を希望される方はお申し出ください。
地区大会には現在17名がエントリーしていますが、他に出席を希望される方はお申し出ください。
幹事 角谷 修
・ロータリー芸術祭作品 出品を募っています。11月18日19日に行われます。
・来週の10月21日(木曜日)は市原中央RCとの合同例会となリます。点鐘は午後6時30分。場所は五井グランドホテル。欠席の方は出席委員まで連絡を。
・RI第2090地区への短期の青少年交換留学生の件。当クラブより吉田夏子さんを推薦します。
・例会日変更の件 千葉南 10月29日 11月19日 12月10日
千葉港 11月18日 12月16日
千葉北 11月17日
袖ヶ浦 10月31日 11月17日
・国際奉仕委員会 山田委員長 吉田夏子さんの推薦の件
テーマ:『動物園と教育』 市原ぞうの国
勝浦ぞうの楽園 坂本 小百合 園長
ご紹介頂きました坂本でございます。今日、このような席におよびいただき有難うございます。『動物園と教育』と言う演題をつけてしまったのですが、この場に馴染むフランクな話しをさせて頂きます。まず、「今と昔の違い」や「動物に対する家庭での扱い方」また,「子供達が今動物に対してどう思っているのか」から話を進めます。皆さん同年代ですので色々省けると思いますが、わたしが育った家には犬とか猫とかが当然おりましたし、わたしが育った横浜と違い,千葉県はもっと自然がいっぱいで、若しかして山羊とか鶏かがお庭にいてお育ちになった方が多いかなと思いますが、動物が自然に自分の家の中にいると言う環境が本当に今少なくなっています。年取った老夫婦が子供がみんな巣立ってしまって犬や猫や鳥をペットにして子供のように可愛がっている人が山のように増えているし、一人暮しの女性がカメレオンや蛇を飼ってみたりする人も結構います。そんな動物との関わり合いがありますが、家族としてお父さんお母さん子供がいて犬がいて猫がいてというのが少ないんです。周りを見回してみるとやはりお父さんもお母さんも働いている、住宅事情で飼えない、そんな訳で猫を抱いたことのない子供達とか、犬に触ったら噛みつかれるから触ってはだめよと言われ続けて大きくなった子供達とか、非常にそう言う部分では精神的に充実された教育がなされていかない。そこで初めて動物園という位置付けが出てくると思うんです。動物園というのは動物園と水族館で全国で約140館があります。日本動物園水族館協会という秋篠宮を総裁にしている協会に加盟している数がこの位です。昨今,不景気ですから閉園されたり閉館されたりして,そこの動物たちの行方がどうなるのかなと言う報道が昨年からありまして,私共の所も阪神パークという神戸にある長い歴史を持った素晴らしい動物園がどんどんと住宅公園となってついに閉園となり、そこで2頭の年取った象を引き取りました。ちょうど年を同じくして私が勝浦に求めました「勝浦ぞうの楽園」と今言われている所の話題が出てきた頃で、皆様に象の老人ホームのような印象を与えているようですが,実は違いまして、「勝浦ぞうの楽園」はリフレッシュセンターや繁殖センターにして行きたいし、また老朽化した象舎の改造時の一次預かり所にして行きたいとも思っています。
今までこういう施設は日本には勿論ありませんし、海外でも知っている限りではアメリカにキャロルベッカーと言うサーカスの調教師をされていた私より10歳くらい若い女性が色んな伝手でもって施設を作って3頭の足の折れた象、年取ったサーカスの象などと暮らしています。日本でも私どもの所が最近注目度が高まり、テレビや雑誌での露出度が多くなって市原や勝浦がクローズアップされてきています。先日、勝浦市長が「何処へ行っても象の話ばかりで僕の鼻も象のように高くなったと思いませんか」と言っておられました。不用になった象がどうなるのかとか、老齢化した象がどうなるのかと言った優しい心を持った人が多くなってきているのかなと思っています。子供達がそういう心を持ち続けるというか、今の子供達にそう言う心を持たせたいという気持ちで私は触れ合いを中心とした動物園をやっています。触れ合いといっても色んな触れ合いの仕方があるのですが、うちは大きなものは象から小さいものはモルモットまで触れるわけで、運が良ければキリンにもシマウマにも触れる。触れるのがどうしていいか、最近ではメール1本で友達全員へ意志の伝達ができてしまい会話をすることができません。喋れない、喋ろうとしない子供たちが増えています。心の交流が平面的で冷たいものになってきています。それが動物を触ることによって、暖かさやごわごわ感や臭さを体感し、そして目と目で会話する力が必ず育っていくと思います。ですからうちの動物園は柵が無い、極力動物との距離が近い、鼻息が顔にかかる、こんな動物園にしました。じゃ、危なくないのかな、噛まれることはないのかな、蹴られることはないのかなと心配されることがあります。たまには兎に噛まれたなどがありますが重大事故にはなりません。子供たちは柵がある綺麗な施設の動物園を想像して来ます。また、大人1800円の入場料を頂きます。まず、1800円で入口でもめます。私の動物園は私の動物園なので予算を取ったり金を掛けたりしていません。心で作り上げた手作りの動物園なのです。ですから立派な構えではありません。それが家族みんなで来るとそれなりの出費になります。躊躇される方がいます。そんな時、平日は2回、休日は3回ゾウさんのショーをやっておりまして、象が山の中から歩いてショーをやる場所へ下りて来ます。7頭の象が柵も何もない目の前をダダダダと歩いて来ます。時にはおしっこをかけられそうになります。そうなると今度は今まで躊躇していた人がわれ先へと入口へ向かい駆け込んできます。それは.あれほど大きなものが自分たちと同じ地面を歩いているのを目の当たりにすることがお年寄りにも子供達にも大きな驚きと喜びとそして感激を与えてくれるそんな世界を作っています。ショーは20分程度ですが、その後、象の鼻に乗ったり綱引きしたりすることができます。私は心が萎えた時には象の鼻に抱きついて愚痴をぶつぶつと言うことがありますが象は決まって良く慰めてくれます。私はあの鼻の感触を一人でも多くの方に体験して頂きたいな、多くの子供にあの鼻息をかけたいなと頑張ってきました。動物を思いやる心は自分の家に動物いないと育てにくいわけで、動物を飼えない環境にある方は是非動物園に行って動物に触る機会を持ってもらうといいですし、今どこでも触れ合いをやっているところが多くなっています。私は実は動物プロダクションが前身ですから、平成元年に市原市山小川に「山小川ファーム動物クラブ」をオープンして、一番初めから猫の触れ合いランドをやってました。猫好きの方は沢山おりまして猫のリピーターの方が非常に多いのです。それは猫はおもてなしがとても上手なんです。猫の他にもうちの動物たちは非常にホスピタリテイーに優れています。お客様が来ると動物たちが寄っていきます。それは動物たちが互いに動物語で会話しコミニュケーションをとっています。プロダクション時代に動物たちは見も知らないスタジオに行って知らない俳優さんたちをあたかも飼い主のような演技をするわけです。これをやったら人間たちが喜んでくれるよ、自分たちも立派になるよ、楽しいよという教育してきましたから、動物たちは互いに会話してこれを知っています。ですからこの前身の系統を受け継いでいるうちの動物たちは人間が大好きなんです。こんなわけでうちの動物園の7割がリピーターで、友の会会員は600有余の家族がいまして、年4回友の会ニュースを発行しています。勝浦の象のシュミレーションとかいろいろの活動に参加してくれます。残念ながら日本における象の環境はあまり良くない状況でして、十数億円かけた上野や天王寺動物園等の象舎は象にとって住み良い設備とは思えません。勝浦の海岸を歩く2頭の象は思いっきり楽しんでいます。千葉県で象がいるのは私どもの9頭と千葉市動物公園の2頭でこの11頭の数は日本で一番象の多い県となっております。手弁当で市原市や勝浦市等の様々な催し物に参加させて頂いております。今年で13回忌になりますが私の息子が平成4年に交通事故でなくなりました。息子は象に対し愛情を注ぎ、自ら中学生の時にタイへ行ってタイ語を学び象のことを学び、戻ってきて東金の中学、高校は市原園芸高校で学びました。息子が亡くなった翌年に{ママ僕ここにいるよ」という本を自主出版しましたが今年3月に文春からリメイクされた本が発行されました。それと同じくして創元社から「象が泣いた日」という本が出版されよく売れました。お陰でフジテレビ製作、東宝の300円館で来年の夏公開の予定の映画が、カンヌ映画祭で主演男優賞を取りました柳楽優弥が私の息子の役をやり11月より市原、木更津、勝浦、タイをロケ地としてクランクインします。そんなわけで来年は象のマスコミでの露出が多くなると思います。市原ぞうの国の集客が多くなると思いますが、交通等で皆様にご迷惑をかけるかもしれません。象は人間と同じ寿命を持った動物です。動物園で50年、野生では70年位といわれます。今一番小さいのが6歳ですからまだ40年以上生きるわけで、飽きずにこれからもずーと飼いつづけなければいけません。皆様のご協力をお願いする次第です。私はもう一つの夢を持っていまして、象のいない県へ行って、沖縄には象がいませんし、キャラバン隊を作って回りたいのです。10年来の夢だったのですが来年それが映画のお陰で実現しそうです。2ヵ月半位をかけてのキャラバンです。フジテレビが作る映画ですから毎朝どこに行っているのかが放送されます。市原の名がどんどん出てくると思いますので皆様のご協力をお願いします。それから、私は市のほうから援助は一切いただいておりませんが、市原には沢山の学校や幼稚園があります。市原市で育った子供たちは絶対に象に乗った経験をもって大人にしませんか。皆さんのお知り合いの人たちにどんどんご紹介を頂きたいと思います。市原市の子供達は50%で入って頂きたい。年に1回くらいどこかの学校へ行って象と綱引きをさせてやりたいと思っています。そんなわけで頑張らさせていただいております。ご静聴有難うございました。
(著書にサインをする坂本様)
時田会員:夏井さん、常泉さん、ありがとうございました。孫が大喜びでした。
佐川会員:西村さん、長男がくも膜下出血で生死の境をさ迷っておりましたが、無事に後遺症も無く快復しました。ありがとうございました。
夏井会員:昨日、佐藤政雄さんと久しぶりにゴルフをしました。お互いに100を切れなかったので少々です。
会長・幹事:菊地さん、いつも和やかな雰囲気にするために、お気遣い下さいましてありがとうございます。
鶴岡会員:長男が結婚しました。また、台風の直下の結婚式でした。
川内会員:会社用のゴミ袋が来ましたので、皆様に1冊づつプレゼントします。千葉テレビ、明日の夜8時に飛行機免許のCMが出ますので気が向いたら見てください。
前回確定 70.2%
本日出席者 39名
本日欠席者 8名
本日出席率 83.0%
市原RC 始関会長
一口メモ(IRICより)
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