2004年8月18日
  第1989回例会
   S.A.A司会担当 鶴岡会員  
会報担当  上條会員

例会場&事務局  〒299-01千葉県市原市姉崎584
 п@0436-61-2245  Mail Address:info@ichihara-rc.com
  会長  始関 信夫      副会長  加藤 利夫

  
幹事  角谷 修       副幹事  千葉 精春

 

会長 始関信夫

 我らの生業 
 なし
 会長 始関信夫
連日オリンピックでの日本選手の活躍で拍手喝采の日が続いています。21世紀最初のオリンピックが発祥地のアテネで開催され、開会式は感動的でありましたが、ただ残念なのは時差の関係で寝不足の日々となっています。今日は1週置いての例会です。各会の報告と新しく入会された2名の方の卓話等、盛り沢山ですのでこれで挨拶を終らせて頂きます。

 幹事 角谷 修
・来週はインターアクトの年次大会で「サンプラザ市原」での移動例会となります。
・市原中央RC 8/31 18:00〜 移動夜例会「真夏の夜のスーパーライブ」を五井グランドホテルで開催。200名程度を予定。是非市原RCもと、お誘いがありました。
・9/ 5  13:00〜 ロータリー財団地区セミナーが開催されます。(西村委員長出席)
・9/13(月) 14:00〜 ロータリー情報研究会開催 入会5年未満の会員の参加を。
・養老川に5本の桜を植えることを理事会で承認となったが、当クラブとしては20本を目標としています。一本2万円。寄贈者は名札がつきます。奮ってご参加を。 

 
・インターアクト委員会  深川委員長
  824日(火)9:30〜登録 第38回年次大会を五井駅西口の「サンプラザ市原」で開催します。10:00より開会式。
・プログラム委員会    綾部委員長
 秋の外部研修会を11月に法師温泉宝川温泉で計画しています。皆さんのご参加を。

「私の入会」 羽良好子会員

私はブティックをしていた時のお客様であった時田さんに事務局の紹介を受けました。お店を辞め、会う機会も無くなった時でしたので、時田さんの薦めもあり水曜目にお会いできることを楽しみで非常に簡単にお受けしてしまいました。引継ぎもなく例会時にはいっぺんにあちこちから声を掛けられ戸惑うばかりでした。
事務局、いないのかあ・・・
事務局はハイハイと受ければいいんだ・・・
事務局があんな高い席に座って・・・etc・・・
時田さんの紹介ゆえに、すぐに辞めるわけにも行かず失意駆られたことも事実でした。そんな折、子供のころより慣れ親しんだ山崎さん、同級生の川島さんは何かと心配りをしてくださり故郷の良さを感じました。すべてを受けきることに専念いたしました。気持ちが変わると会員の方々との距離も縮まり、何かと心して対応できるようになりました。いろいろな面で自分の未熟さを痛感する場面でした。今では時田さんに感謝しております。例会でのすばらしいスピーチはロータリーだから身近に聞けるすばらしい企画と思います。

事務局だから語れる六年問のおもいで
南山・加藤())年度より事務局を受けました。加藤さん宅に何回も伺い帳簿、書類など整理の仕方を教わりました。
菊地・藤野年度は菊地会長のユニークな挨拶は楽しく、藤野幹事とのコンビは絶妙でした。
小池・時田年度は、理事役員がまとまり事務室を設け、書類がきちんと整理されたこと、二人の努力の賜と思います。女性の幹事さんならではの配慮がたくさん見られました。
赤星・花澤年度は赤星会長の世情を反映する拡張高い経済のスピーチはまこと見事でもう少し聞いてみたいと思うほどでした。
川島・津留年度は会の若還りと改革に努力され例会にも工夫が見られました。勝手ながら同級生のよしみで応援したいと思いました。
加藤・藤谷年度は行事が多く大変なことを2人のコンビ良く楽しく乗り越えたようでした。
始関・角谷年度もコンビよろしく市原ロータリークラブは益々期待が持てそうです。

そんな期待の持てる年度に入会の推薦を受けました。ロータリーにたずさわり僅かですが何か出来ることはないかと考えるようになった時、会員の減少・経費圧縮状態の中、事務局だからと毎月報酬を受け取ることを気にしておりました齊藤博パストガバナーの書いたロータリーの発生史はすばらしく、ロータリーの原点が書かれており、ロータリーすべてが掌握できると思われます。又、4つのテストなどを読んでいくうちに、ロータリーの本質は人格の形成の場を提供する所。これが職場を潤し、家庭を潤す。精神的奉仕の本態、奉仕哲学の実態、利己と利他の調和。初代ガバナー米山梅吉先生は、湯水のごとく入ってくる収入を自分の身につけず名も明かさず、世のため人のために使った。特に苦学生を助けたこと。「ロータリーの仕事は、隠れたところに仕事がある。それは隠れているから妙味がある」といっているなど、ロータリーは心を磨き、その心を伝えることを持って本来の目的とする組織など、目に留まりました。親睦委員会主催の隅田川下りに縁あって白鳥さんとバスで席が隣となり、次年度白鳥さんが会計を受けることになった事でロータリー談義となりました。私はかねがね委員会の方々がわずか10分ほどロータリーに時間を割いていただけば事務局はいらないのではと、白鳥さんに提言いたしましたが、其の時点で自鳥さんは事務局がいなければ・・・・
何日か経て始関会長・角谷幹事に呼ばれ、話し合の結果会員として推薦の話がありました。会員皆が団結して事務局を置かずやってみるので協力して欲しいとのことでした。食事費、RI分担金、印刷費についで4番目を占める高額の事務局費を、会員の皆様の協力で乗り切るようお願いし、そしてその金額を有意義に使ってほしいとお願いし、受託いたしました。衰退気味のロータリーを市原ロータリークラブより改革して欲しい。活気を取り戻して貰いたい・・・思えばそんな心配など要らなかったと思うほど会は盛り上がり今までに無い盛況を見せております。SAA委員の鶴岡委員長に従い常泉先生・赤星さん・津留さんも当番例会には早く来て例会の準備をしている姿に、ありがとうと同時に良かったと思います。親睦委員長の藤野さんを筆頭に東電の尾中さん・田中さんが、ニコニコBOX、ビジター報告に取り組む姿勢に、新鮮さとロータリー会員のよさを思います。出席委員の吉田さんも書類の整理をきちんとしなければと取り組む、前向きな姿はうれしく映りました。次の例会は間違いなく出席なのですから・・・会報委員長の上條さん・横山さん川内さんもメカに強く楽しい週報が出来ております。私も会報委員の仲間に加えさせて貰いました。会計の白鳥さんも事務局に頼ることなくやりますと、会計業務をパソコン入力して簡潔にしてくださっております。事務局を置かないことで、会員皆様の姿勢が変化し、責務を全うし、楽しそうに各委員会を盛り立てている事実は会長、幹事の指導よろしく順調な船出で何よりとおもっております。これこそ真のロータリー活動と思います。そしてロータリーを深く理解できることと信じます。事務局としてお世話になった分、今まで通りお手伝い致したく思います。これからもよろしくお願い致します。

「エネルギー問題の周辺」尾中 郁夫会員  

 

1.電力自由化
 〇自由化の流れ

・ 90年、英国は電力自由化をはかる。

  アメリカも92年のエネルギー政策法で電力卸売市場での競争が促進され、96年卸売市場完全自由化、99年送電線網をもつすべての電気事業者に対し地域送電機関への参加を促す司令が出される。

・ 日本でもそれらを受け、高コスト構造、内外価格差の是正、そして、その手段として規制分野の改革が政策課題。
すなわち、あらゆる産業の基盤である電気料金が低下すれば国際競争力強化できる
そして、規制改革を通じて一層の効率化を図る。
平成7年、電気事業審議会の審議を経て31年ぶりに電気事業法改正、IPP(独立系発電事業者)による競争入札
平成11年、PPS(特定規模電気事業者)、特別高圧(2万V以上)自由化約26%。

平成16年、高圧で500kW以上自由化合計約40%

平成17年、高圧で50kW以上自由化合計約63%。

平成19年、全面自由化検討

・ エンロン
85年、アメリカの2社の天然ガスパイプライン会社が合併して出来た会社発電所等を所有してエネルギーを供給すると言うより、石油、ガス、電力等の売買を仲介する商社としてのビジネスを重視
革新的ビジネスモデル(市場原理、金融工学、eビジネス)で躍進。

電力自由化の寵児(ちょうじ)ともてはやされる。

そこが不正経理事件を起こす。
エンロン崩壊。
・ 小売価格水準は1996年から2002年の間に4回の料金改定を行い、約20%下がる。


〇経済産業省の狙い
・ 現行の電気事業制度は発電から小売りに至るまで全般に規制。
小売り自由化で規制対象は狭まる。
結局、発電分野も市場原理を基本とすべき。
・ 一方で、送電網を公共的なインフラと位置づけて相当程度に規制必要。
従って、単なる自由化や規制緩和ではなく規制改革という位置づけ。

〇電力会社の基本的スタンス

・ 競争原理の導入は否定しない。

・ 安定供給大前提(発送電一貫体制の維持)。


〇他の事例

 カリフォルニア電力危機
2000年の夏、冬を中心に輪番停電あるいは計画停電実施。
カリフォルニア州は高水準にあった電気料金の低減を目指し全面自由化。
送電系統の混雑、渇水で供給力が増えない、需要の伸び(IT産業)で電力需給危機。

小売り料金凍結の一方で需給逼迫で卸電力価格高騰、電力会社倒産。

電力危機の裏でエンロン等が供給力の出し惜しみなどの市場操作。

結局、安定供給責任を担うものがいなかったことが要因のひとつ

 ニューヨーク大停電
2003年8月14日から16日にかけ停電。
火力発電所の停止が発端。
送電線、発電所停止が次々発生。
送電系統がメッシュ状、一部の支障を全体でカバー

(日本は疎連系、停電発生時に停電地域を最小限にするために系統遮断)

長距離送電の不安定さに加え送電容量の細さ、系統が隘路、送電網の投資怠る。


〇経済産業大臣の諮問機関の総合資源エネルギー調査会「電気事業分科会」での意見
 2003年の電気事業法改正に向けた議論。
小売り自由化範囲の拡大、送電サービスに関する利用ルール等の整備。

〇加納時男参議院議員
 電力自由化ありきで経済産業省はすすめていた。
・ 環境面・安定供給面との整合性がとれない政策に不安。
  エネルギー政策の基本を明確化した法律が必要。
・ エネルギー政策基本法を制定(2002年6月制定)。
  安定供給の確保:エネルギーの供給源の多様化、エネルギー自給率の向上及びエネルギーの分野における安全保障を図る。
  環境への適合:地球温暖化の防止及び地域環境の保全が図られたエネルギーの需給を実現し、併せて循環型社会の形成に資する施策を推進する。
  市場原理の活用:事業者の自主性及び創造性が十分に発揮され、エネルギー需要者の利益が十分に確保されることを旨として、規制緩和等の施策を推進する。
 具体的にはエネルギー基本計画で示される。
 電力会社のスタンスと同じ
  全面自由化

  発送電一貫体制

  原子力推進と自由化の両立


〇千葉エネルギー市場
  千葉支店管内:363億kWh(全店の13%)
  来年4月の自由化で63%相当の電力量が競争にはいる予定。
 ガスも含めたエネルギー量は698億kWh。
  電力はその約7割を占める。
  さらにその7割が系統に連系(当社等)、残りが自家発(非連系)。
 当面の競合は自家発、PPS。


2.原子力問題
〇原子力の現状
・ 原子力は全台復旧とはいかないが、安定供給出来ている(17台中9台運転中)。
・ 最大電力はこれまでのところ7月20日(火)の6150万kW(気温:39.5度)。
これまでの最高は、平成13年7月24日の6430万kW。
気温が高くても湿度が低かったこと、競争でPPS等が増えたことなどによる

〇原子力の世論
・ からくり民主主義:「国民の声」と言うのは、いったい誰の声だ

いろいろなケースを取り上げている

「危険な日常」という題目で若狭湾の原発銀座を取材した内容。
原発を良いとも悪いとも言っていない。
トラブルが発生すると新聞記事が完全にパターン化されていて、電力会社側は結論だけを言い、反対派はデータがないから設計思想そのものが問題、十分な情報公開がない、すべてを明らかにせよ。と水掛け論になる。また、住民の声も決まっていて町の人に「不安ですね」と聞けば「不安です」と答えるに決まっている。
大飯原発増設の際、「ガンが増えている」と警告したある医師は町民に感謝されている。
「反対運動があれば関西電力はお金をたくさん出しますから、あんたのおかげと感謝されています」等。
これらで印象に残ったのは、「反対と賛成のバランスが大事」という内容。
「反対運動は大切」「全部賛成は困る。賛成55,反対45ぐらいがいい。安全管理をしっかりやってもらえるから」。
反対派のひとりに聞くと「私は反対と言っても、別に原発と対立しているわけではない。電力会社に危険だという認識をもってほしい」。
・ データが語る原子力の世論(原子力安全システム研究所)
10年間原子力発電に対する人々の意識調査を実施
 原子力と言ったら何を連想するか。
  発電、電気、電力(4割強)
  原爆、戦争、核兵器(25%)
  放射能、環境汚染、廃棄物(15%)
  事故(14%)

1969年に総理府が実施の同様の調査と比較

発電、電気、電力が当時に比べ大幅に増える。
原爆、戦争、核兵器が減る。
事故に対する不安の高さ。
道路交通事故、環境破壊、原子力(廃棄物処理、施設の事故)の順

航空機、列車・電車、新幹線は低い。


原子力の事故への不安はなぜ
「リスク認知のバイアス」:主観的に判断するリスクの大きさと客観的なリ
スクのずれ。
原子力の場合極めてまれにしか起こらないけれど、破滅的な被害をもたらすおそれのあるリスクを過大視する。


事故で変動しやすい不安感

全く不安を感じない人は4〜10%。

もんじゅ事故、JCO事故等で一時的に不安の高まりが見られるが、またもとにもどる。


安定している利用態度

原子力を利用するのがよい、やむを得ないと思っている人は60〜74%


3.環境
〇ISO14001(環境マネジメントシステム)
・ 任意規格(法律・強制)、システム規格(パーフォーマンス)、仕様規格(指針)
   14年2月に東火力事業所と千葉火力取得、15年2月に姉崎火力も含め東火力全体で取得
〇火力発電所から出る産業廃棄物
・ 貝類、汚泥、重原油煤、金属くず等。

〇100%リサイクルを目指して
  現状のリサイクル率90%
〇尾瀬の自然
  東京電力は尾瀬全体の7割の土地所有
  「夏の思い出」が大ヒットし昭和30年代後半からブーム
   尾瀬の自然が荒廃しはじめ自然保護に取り組む
   目道の敷設、湿原の回復作業、浄化槽の完備した公衆トイレの設置など
   平成7年、地元自治体、山小屋組合、自然保護団体などと「尾瀬保護財団」設立
・ 尾瀬の認知度80%、東電の取り組み認知度30%
ピーク時は65万人、現在39万人50から60代が中心。

若年層の理解活動を積極的に進める。


 川内信一:盆休み家族で長野の野尻湖へ行ってきました。子供が中学生になると大人料金で大変です。
・佐藤 :今日は59年前の私の終戦記念日(抑留の始まり)です。まだ生きているから矢張りニコニコですかね。
・始関会長・角谷幹事 :菊地さん、目の手術成功おめでとうございます。女性の顔が良く見えますか。
・藤野保美 :始関会長先日は有難うございました(?)。
・羽良好子 :卓話でいろいろ申し上げてしまいました。今後とも宜しくお願いします。
・白鳥政孝 :夏休み子供の家族が大挙やってきた。騒々しかったが至福の一時でした。
 *目標1,000万円に対し、現在253,643円です。

前々回確定   100 %
本日出席者  37
本日欠席者   10
本日出席率  78.7%

  
始関会長