従来は温床地域といわれる販売拠点が各地にあったが、最近は携帯電話の普及で温床地域が分散し、取締りがより困難になってきている。薬物依存者がいわゆる貧困層から高学歴、高収入の者まで広がってきているのも最近の特徴である。 今、政府主導でひとつのキャンペーンが行われています。題して《麻薬との人民戦争》というモノモノしいもので、これは6月26日が世界麻薬撲滅デー(正式には薬物乱用・不正取引防止国際デー)だそうで、その日に合わせた全国的キャンペーンの一環です。 中国の公安機関に登録された麻薬常用者はもう100万人近くになっているそうですが、ただ、先のSARSの件でも明らかなように、この超大国(面積的に)で明確な統計資料を出すことは至難の業です。ですからその100万人という数字がどこまで信憑性があるのか疑しいものです。 ひとつ気になったのは、その犯罪者の顔写真の中に老若を問わず女性が 多かったことです。しかもその顔写真を見ると極悪な犯罪者の顔ではなく、その辺の農家のお姉ちゃんが怯えたウサギのような目をして拘束されておりました。 後ろに張り付いた婦警さんの方がよっぽど |
強面の顔をしてるようで、たぶん、そのお姉さんは運び屋さんで、ちょっと運んだ量が多かったのか、運んだ回数が多かったので死刑にされたのでしょうが、なんとも腑に落ちない気分になったものです。そのお姉さん、どう見たって大量の麻薬を転がして大儲けしたような格好じゃない。
もし、拘束されていなかったら、自由市場で野菜を売ってるお姉さんと同じ格好です。 中国は麻薬に関しては歴史的にじゅうぶん懲りているはずです。香港は阿片のおかげで英国に取られたようなものですから。ところが、何事にも懲りないのが人間の性でしょうか!なにもこれは中国人に限ったことではないのですが。
7.ニコニコボックス 8.出席報告 *会員 総数:47名 9.点鐘 会長 加藤 庄司 |