1980年光州民族抗争をきっかけに「克日」論が高まり、神話に疑問の声が上がり、国史教科書に民族史観点から部分修正がされるようになりました。

2001年に「日本の教科書を正す運動」が起こりますが、サッカーの日韓共同主催や日本文化解禁の影響でしょうか、市民の対日感情は良くなってきています。韓国でも教科書は検認定制にすべきだとの意見も出て、03年の高校の選択科目「近現代史」は検定教科書に変わりました。

最近韓国からの要請で日本の教科書検定方法について説明して欲しいとの要請があり訪韓しましたが、韓国自身の教科書を批判するような意見も散見でき、私も安心して真実を話せるようになりました。以前はKCIAの見張りを常に受けており、自由な意見は言えない状態でした。

真実を教えることと、もうひとつ大切なことは、その教育を受ける子供たちがどのように育っていくかです。この2点を考えながら教科書作成をしていかねばなりません。あらためて韓国の現状からそれを学んだ次第です。

豊臣秀吉の朝鮮侵略の時、その部下だった沙也可(サヤカ)が上陸後すぐに3,000人の部下と共に朝鮮に帰化しているという事実があります。今でも大邸市(テグシ)にその子孫が住んでいます。何ゆえに沙也可が帰化したのかと言いますと、韓国の儒教文化の高さに敬服してのことと言われています。この事実を大邱市漆谷(チルゴク)中学校で話をし、自由討論させました。どんな戦争にも殺し合いがあり、愛国心から人間の尊厳へと心がゆれていきました。学生に討論させて考える力を身に付けさせることが重要な課題であることを痛感いたしました。

教科書問題は単に日本の教科書を直すということではなく、話し合いを通じて韓国の教科書も同時に直していくとゆう方向に韓国側も変化してきています。

今後もこのような交流を続けていきたいと考えています。

8.始関副会長より〜

@40周年参加申込を来週までにお願いします。

A次年度地区協議会が5/16(日)幕張プリンスホテルで行われます。四大奉仕委員長、新世代のための委員長、R−財団委員長、米山奨学会委員長、インターアクト委員長、青少年委員長のご出席をお願いします。

7.ニコニコボックス

* 山崎会員
* 時田会員

8.出席報告

*会員 総数:47名
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本日出席者:36名
*本日欠席者:11名
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本日出席率:76.6%
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前々回出席率:66.0%

9.点鐘 会長 加藤 庄司