最近は指定を逃れるために名目を会社、右翼団体、同和団体などを語りながらも代紋をチラつかせながら恐喝するケ−スも増えています。民暴の目的は金であり暴力ではありません。それも恐喝が成立しないように巧妙な方法をとります。紳士録登録、書籍販売などポケットマネーレベルで頻繁に攻めてきます。撃退法は「金を出さない」、「利用しない」、「恐れない」、の三つです。応対は複数で、ドアを閉めないなど心掛けましょう。もし民暴に遭遇した場合、公的機関に相談します。通常は仮処分申請と訴訟になりますが、手早く出来る仮処分を裁判所に申請することが有効です。例として街頭宣伝の禁止、架電（電話する）の禁止などがあります。

(1)民事介入暴力とは〜
民事介入とは、元々警察の用語です。第二次大戦後の民主警察は、当事者間の権利義務をめぐる対立である民事紛争に介入することには、本来対等の立場の当事者で解決されるべき民事紛争の一方にくみすることになるので適当でないと言う警察の民事不介入の原則に由来する言葉です。このような民事不介入の原則を逆に利用したのが、暴力団、えせ右翼、えせ同和達です。彼らは、警察の民事不介入の原則を逆手にとって、民事上のトラブルに介入し、被害者が警察に申告すれば民事不介入の原則を持ち出し、警察による刑事責任の追求を免れようとします。
　弁護士会の民事介入暴力の定義は次のとおりです。「民事執行事件、倒産事件、債権取立事件その他の民事紛争において当事者又は当事者代理人若しくは利害関係人が他の事件の関係人に対して行使する暴行、脅迫その他の迷惑行為及び暴行、脅迫、迷惑行為の行使を教唆又は暗示する一切の言動並びに社会通念上、権利の行使又は実現を超える一切の不相当な行為」

(2)具体的救済事例〜
暴力的取立地上げ：面談架電(電話をかけること)禁止の仮処分。
暴力団事務所の排除：暴力団事務所の明渡し、使用禁止・競売参加。
強制執行妨害：執行官保管（民事執行法上の保全処分）
業務妨害：妨害禁止の仮処分。
街頭宣伝活動：街頭宣伝活動禁止の仮処分。
対立抗争の巻き添え被害：暴力団組長の使用者責任の追求訴訟

相手の要求が不当であったり、街頭宣伝活動等の方法が法律で許容された範囲を超えている場合は、

�@[警告]
相手方に違法行為を止めるよう警告して
�A[仮処分決定]
それでも止めない場合は、裁判所に手続をして違法行為の差止を命ずる仮処分決定を出して貰って対応をしています。
�B[間接強制]
もしそれでも止めない場合は、間接強制といって決定違反行為に対し制裁金を課する決定を出して貰って対処する（違反行為を継続すればするほど制裁金の額が増加するので相手に違反行為を止めさせる間接的な効果があります。
�C[刑事告訴]
威力業務妨害罪等での告訴等刑事手続きも致します。いずれも警察と密接に連携をして違反行為に対する対応をお願いしながら手を打っていきます。 

要は相手の術中に乗らず毅然と対応することが大切です。話は尽きないのですが、時間になりましたので話を終わらせていただきます。

７．ニコニコボックス

*　加藤会長、籐谷幹事〜お蔭様で市原RC40周年記念植樹祭も素晴らしい天気と皆様のご協力により大成功でした。引き続き40周年記念式典も全員の出席で成功させましょう。

*　佐藤会員〜記念植樹モニュメント碑面文字を書かせて頂きました。孫娘が結婚、孫が大学卒業、即就職決まり、もう1人の孫も千葉大工学部入学しました。嬉しさ３連発でした。

*　三平会員〜実家の甥が館山ベイRCに入会しました。顔が良く似ています。来月の月報に掲載されると思います。

*　三木会員〜先週、第503回姉睦会でベストグロス優勝しました。但し、その前日はグロス109で25の差があります。天国と地獄でした。津留会員欠席のおかげです。（会場笑）

８．出席報告
*会員　総数：４７名
*本日出席者：３８名
*本日欠席者：９名
*本日出席率：８０．８％
*前々回出席率：７８．７％

９．点鐘　会長　加藤　庄司