2〜3年前まではワゴン車、RV車が人気でした。色は有色車に人気がありました。最近の各メーカー間での競争は1000〜1300tのコンパクトカーが激烈です。トヨタ・ヴィッツが発売当時に人気をさらいましたが、今はホンダ・フィットがクラスNo1であったカローラの月間販売台数を抜いてトップに出ました。これを追うようにトヨタのイスト、日産ニューマーチ、マツダ・デミオ、三菱・コルト(ニュータイプ)等々、各社競って新型を投入してきています。色はメタリック系の淡色やパール塗装の車に人気があるようです。私見を言えば、4〜5年後の中古落ちの少ない車は、このへんかな・・・と考えています。軽自動車も益々人気が出てきています。660tになって、車格も大きくなりワゴンタイプが多くなって、天井を高くしたために、乗車しても窮屈な感じがありません。ダイハツ・ムーブ、スズキ・アルト、三菱ekワゴン、ホンダ・ライフといったところが、現在の人気車種でしょうか。車種が決まったら、次は値切り交渉です。デーラーは客筋によって値段が違ってきます。ですからなるべく沢山の車を所有している会社の紹介で購入することをお勧めします。

<車を売る>
商売柄、オークション会場へ行って売買もしますが、ギャンブル好きな方には大変面白いところです。大き な会場では一日に2000台ぐらい売買されますので、一台のセリ時間は30〜50秒といったところです。その時間内で数十万、数百万の売った買ったを決断するわけですから、スリル満点です。多くの車買取センターやディーラーの下取り車が、その車の大半をオークションで処分します。同時に多くの中古車屋が仕入れを行っているわけ です。また、バイヤーの2〜3割が外国系で、輸出中古車を買い集めています。これはオークション会場へ行かなくても、パソコン上からセリに参加することができます。売買する人たちは登録制で、偽りの申告をしたりしますと、次回から出入り禁止になりますので、変な車をつかまされる心配はないからです。
 オークション購入車にはアフターフォローは付きませんから、それが心配な方は中古車屋さんで買うことになります。中古車屋さんはオークションで仕入れた車を整備して、売れるまで展示保管し、保証を付けて売るのですから、オークション価格の2〜3割は高くなるのはいたしかたありません。一般的には新車を買うときに下取りとして中古車を処分することが多いと思います。例えば3月の新入・転勤者の多い時期、7、11月のボーナス時などはデーラー系中古車屋も玉不足になり、交渉いかんで はかなり高額な下取りをする時もあります。売る時期というのもあるのです。

<使い方>
今、日本には7260万台の車が走っています。これは1.7人に一台ということになります。その内240万台(3.3%)がリースカー、30万台(0.41%)がレンタカーです。このリースカーやレンタカーの普及率は都会へ行くほど高く、地方へ行くほど低いようです。車は買う方が良いか、リースが良いか、と良く聞かれます。
銀行借入が安易にできない不況の現在では、リースの方がお得なケースが多いようです。大手のリース会社は年間数千台、数万台の車を購入

しています。当然ながら自動車メーカーもそれなりの安い価格でリース会社へ車を売るわけで、商売ですから、それなりの金利や手数料は取りますが、その割にはリース車の方がお得となるわけです。
 リースにはメンテナンス・リースとファイナンス・リースの2種類があります。前者は保険、修理、定期修理、不良部品交換、税金、車検と全てを付けて、月いくらということになります。後者は税金と車検だけをリース会社が面倒をみてくれるシステムです。これの方が割安です。比較的に損なのは中途半端なメンテナンスを付けることです。一般的には月に15日稼動以上稼動する場合は所有か、または、リースカーがお得といえますが、14日以下でしたら、レンタカーの方がお得と思われます。電話1本で、たいていのレンタカー会社が希望の時間に希望の車種を配車引上げしてくれます。ちなみに私どもジャパレンでは市内の配車引上げは無料です。洗車をする煩わしさもなく、使わないときに庭を占領されている心配もありません。特に地方へ出張を多くする方には、レンタカー会社との広域法人契約をしておくことをお勧めします。どういった車格の車を一日いくらで貸す、といった契約で、支払は、月末締めの一括払いとしておきます。大手のレンタカー会社は国内空港や大手都市に、営業所を必ず持っています。もし深夜や早朝の到着・出発でしたらホテルへ配車・引上げさせておけば、安上がりで便利です。欧米やオセアニア地方ではレンタカーが普及しており、運転に自信のある方は大いに利用してみて下さい。最後にまとめとして、もし貴方の企業が10台の車両を保有しているとしたら4〜5台を自社所有とし、3〜4台をリースカー、車の足りないときはレンタカーとするのが、一般的には車両経費節減のテクニックだと思います。リースカーやレンタカーはそのときの仕事量に応じて増減できますし、決算時の好不況に合わせて調整材料として使うこともできますから。

本日は、お時間を頂戴し、卓話をさせて頂きました。誠に、ありがとうございました。

9.ニコニコボックス

*小池清二 会員〜昨夜のロータリー情報勉強会には大勢の参加を賜り、有難うございました。

*上條優雄 会員〜商売がらみの卓話を聞いていただきました。

11.出席報告

*会員総数 51名
*本日出席者 32名
*本日欠席者 16名
*本日出席率 68%
*前々回確定出席率 82%

12.点鐘 川島 智 会長