暦には、月日を知ることのほか、もうひとつ日の吉凶を知るという役割がある。当初の暦は、漢字だけで書かれた具注暦(ぐちゆうれき)で、国家の機関や貴族のみに頒けられていた。貴族にとって、毎日暦を見て行動することは、たしなみのひとつでもあった。 平安時代も中頃になると、仮名文字が普及し始める。貴族社会の和風化に伴って発生した仮名暦は、暦衆化の大きな要因となった。室町時代に入ると、暦の版行が盛んとなり、暦の地方化も進行した。しかし、江戸時代には、貞享改暦の成功により編暦の実権を握った幕府が、厳しく私暦の版行を禁じ、暦の内容は、全国的に統一されることになった。 一方、江戸の庶民文化は「遊ぴ」と木版技術の発展の中から、大小暦を生み出し、爆発的流行を見た。それは、実用一辺倒から抜け出した世界に類のない絵ごよみであり、錦絵の発生をうながすこととなった。 明治の改暦によって、大小暦はその必要性を失い、衰退してしまったが、日本人の暦好きは、カレンダーに引き継がれて脈々と生き続けている。ちなにみ今年は皇紀2663年である。 |
8.ニコニコボックス *井上象英・様〜本日は、卓話にお呼び頂きまして、誠に有難う御座います。山崎さん、今度、築地で逢いましょう。 *佐藤政雄・会員〜昨日、茂原カントリーでゴルフ人生2度目のホールインワンが出ました。80歳の祝砲かな? *小野俊雄・会員〜5番目の子供、三男が有秋中学校を卒業し、義務教育を終了しましたので。 9.出席報告 *会員総数
:49名 10.点鐘 川島 智・会長 |