2004年11月17日
第2001回例会
SAA(司会) 津留会員
会報担当  上條会員

例会場&事務局  〒299-01千葉県市原市姉崎584
 п@0436-61-2245  Mail Address:info@ichihara-rc.com
 会長  始関 信夫      副会長  加藤 利夫

  
幹事  角谷 修     副幹事  千葉 精春

    市原RC 始関会長

  我らの生業




高澤 豊昭
  (新入会員候補)

 会長 始関 信夫
皆さんこんにちは。先週の3人の方にフォーラムで意見発表をいただきました。こうしたフォーラムを継続すべきという意見が多いようで、今後も開催していきたいと思っています。

次年度の役員6名の推薦をお願い申し上げます。12/22に年次総会を行い、決定する予定です。

 角谷 幹事

* 2790地区の青少年交換プログラムに吉田夏子さんを決定しました。

* 法師温泉への親睦旅行を無事終了しました。

* 雑誌委員会より、今月号の「ロータリーの友」の読みどころを会報に掲載しておくとのことでした。

* 先般雨天のために流れた市原中央RCとの合同ゴルフを12/16に開催します。このため12/15に予定しています忘年例会の日取りが変更になるかもしれません。後日決定次第ご連絡をします。

綾部プログラム委員長:12/12,13に法師温泉への親睦旅行を開催し、19人の出席をいただきました。東京駅では皇太子殿下のお顔を見ることができましたし、谷川岳も初冠雪で、美しい自然に触れることができました。ご参加ありがとうございました。

齋藤(榮)親睦委員:12/16(木)に市原中央RCとの合同ゴルフコンペを再開します。冨士CC市原C 8:00集合です。ふるってのご参加をお願いします。

三平雑誌委員長「ロータリーの友」11月号の注目記事

[横組み記事] 29P
今月はロータリー財団の特集です。ロータリー財団の成り立ちの経緯が簡潔に述べられています。

[縦組み記事] 3P
「教えるもの、教えられるもの」  箕島高校元野球部監督 尾藤 公
選手たちとのやりとりで、人を感動させるものがありました。



新世代月間にちなんで


先ずは私の独断と偏見に満ちた現代の若者像を述べさせていただきたいと思います。クラブ協議会の活動計画報告の時にも言わせて頂きましたが、ある面では現代の若者はまんざら棄てたものでもないなって思えることがあります。福井沖タンカー座礁オイル流失事故、阪神神戸大震災、最近では台風18号による水害、中越地震に多くの若者がボランテアとして災害地に駆けつけています。中に自分の仕事を辞めてまで参加する人までいるだに聞き及びます。我々の世代が若かりし頃にはこういったことを実行すると考えに持つということは殆どありませんでした。もちろん当時はボランテアを受け容れる社会のシステムがまだ不整備だったということもあるでしょう。また、違った形のボランテア活動(自分も青少年赤十字等で参加しておりましたが)はありました。しかし自分の生活の一部、もしくは多くの部分を割いてボランテア活動に参加することはごく限られた人達だけでした。それを思いますと今、かくも多くの若者がボランテアに参加する現実に驚かざるを得ません。また、チョッと前に少し蟹肇を買った面もあったかもしれませんが、自分の身の危険も顧みず(情報不足の面もあったかもしれませんが)イラクまで行ってイラクの人々役に立ちたいとボランティア活動に参加して、人質になっちゃいましたが、これらの他多くの若者が世界中で人の役に立ちたいと活動している事実もあります。しかしながらその一方で多くの若者が学校卒業後も定職に就かずアルバイト生活をしているという現実もあります。昨今の不況という社会情勢によりいい働き口が見つからずに仕方なくアルバイトで繋いでいる場合もありますが、そうではなく、ただ、自分の使える時間を仕事に拘束されること無く自由に使いたいが為にとか(例えば私の娘の場合には・…・)単に一つの仕事が長続きしないという忍耐力の無さの為の場合もあるでしょうが、自らの意志によりアルバイト生活を続けている者もたくさんいます。このようにアルバイト生活を続けていくということが何の抵抗感も無く彼らの世代には受け入れられるようになってしまっています。フリーターなどという新しい言葉まで出来てしまっています。定職を持たずこういったアルバイト生活をある一定の短い期間(例えば学生の時とか

卒業後数年間とか)だけでなくかなりの長期(30才を過ぎても)に渡り続けていくということは、我々の以上の世代の価値観では彼らのことを人生の落伍者に見てしまう人も多くいると思います。また、私の知っているある高校では4月に新入学した生徒200名が2年生になる時にはすでに60名、約3割が居なくなってしまいます。色々な事情はあるかとは思いますが、今の世の中環境的には最終学府までまっとう出来るにも拘わらず自らの意志によりそれを放棄してしまう人が大部分だと思われます。彼らもその後一部の人を除きアルバイト生活を続けていくことになるわけです。

これら現代の若者のいい面、悪い面と一見見えてしまう現象は実は同じ所に起因しているのではないか、と考えます。高度成長を遂げた今の日本で、物質的には満ち足り何の不足も感じる事無く幼年期、少年期を過ごした今の若者、勿論携帯電話が欲しいとか、ゲームソフトが欲しいとかはあったでしょうが、それとてチョッとした努力で簡単に手に入れることが出来た時代を経験した若者はそのことによって自分で目的意識を持っことが出来なくなってしまった結果ではないかと考えます。物質的に満たされ成熟、いや成熟する前に老熟してしまった現代社会で育ってきた若者には人より多くのものを手に入れるとか、人の上に立つということは彼らの人生の目的とは成り得なくなってきているのではないでしょうか。然しながら物質的には満たされているはずの彼らも精神的に満たされているとは限りません。自分の将来にヴィジョンを持つことが出来なくなった彼らは、ある者は現状を肯定することによって、すなわちアルバイト生活を続けることにある一種の安らぎすら覚え、また、現状に対して不満を感じてるものはそこからの逃避行動に走ってしまっていると考えられないでしょうか。また、人生の目的が見つけ難くなった彼らの目的探索行動の一つで我々が考えるいい面での表れがボランティア活動への参加ではないかと考えます。自分自身のことでは人生の目的とか目標を見つけることが中々出来ないので、人の役に立つことをすることによって自分の存在価値を認識し精神的に充足感を得る為の行動の成せるわざではないかと考えます。

そして、このようにある一場面では(人生の一定期間)先に述べたような数パターン(勿論それだけではないのですが)の行動をとる彼らですが、かといってそれを未来永劫ずっと続ける訳ではないのです。ある一定期間を過ぎるとまた次の場面を探して移って行きます。そして人生をまるでパッチワークの様に繋ぎ合わせて作っていきます。その場その場で将来に向かって何がベストかを選択するのではく、今、何が居心地がいいかで選択していくのではないかと思われます。戦前、戦中、戦後と選択の余地も無く日々を過ごさざるを得なかった時代はともかく、現在では殆んど全てのことで満ち足り、目的、もしくは目標を持ってそれに進んで行く事にさして大きな障害があるとは思われません。しかし、彼らはそれをしません。我々以上の世代(私は除きます)から見れば何と勿体無いことかと思えてしまいます。しかし、彼らの価値観ではそれは決して悪いことではなくごく普通のことなのではないかと思われます。彼らの人生の場面、場面においてその時彼らが一番居心地のいいと思われる方法なり手段を選択し、また、気分が変われば次の方法、手段なりを選択してそちらへ移って行くことを何の抵抗感も持たずに実行していきます。

そんな若者に対し、我々は何をしていったらいいでしょうか。我々の考えとか我々の価値観とかという言葉を何度も使ってきましたが、現代の若者が持っている価値観は我々とは相当に違うと思われます。我々の思っているいい世の中と彼らの思っているいい世の中もまた相当に違うのかも知れません。違った価値観、考え方を持った彼らに対して、我々の方が正しいのだからと我々の価値観、考え方を押し付けていくことが良いことなのでしょうか。それも一つの方法だとは思いますが、私は何を選択するかは当事者である彼らがするべきものだと思います。たとえ先に述べましたような現状で、我々から見れぱ疑問を挟みたくなるようなことでも、それは彼らの選択であり我々がとやかく言う事では無いのではと考えます。その結果彼らの未来がどうなろうとそれは彼らの責任の中で処理されるものなのですから。

それでは我々は何もしなくてもいいのでしょうか。基本的にはそうだと思いす。彼らの未来は彼らの価値観の中で選択され彼らの責任でまっとうされるべきものであって我々が口を挟むものではないと思います。ただ我々は次の世代に負の遺産を残さないように、我々の価値観の中で自分を律し、少なくなった余命をまっとうしていくべきではないでしょうか。

しかし、こう結論付けてしまうと新世代のための委員会としては身も蓋もありません。基本的には何も出来ない、何もしないという中、我々が出来る数少ないことは、彼らより相当永く生きてきたが為に得られた経験を情報として彼らに伝えることではないかと思います。勿論これらのことは書物とかその他の情報伝達システムによっても伝えることは出来ますが、我々から彼らに直接生の形で経験を惰報として伝えることは意義あることではないかと考えます。この情報を彼らが役に立つものと考えるかどうか、自分達の選択の為の一情報としてインプットするかどうかまったくわかりません。しかし、これが我々が新世代の為に出来る数少ないことの一つではないかと思います。

その意味で現在地区新世代のための委員会で推奨しています地域の学校に関わりを持ちロータリアンが自分の職業感や経験をお話ししたり、生徒さんに体験してもらう事業は我々の経験を情報として新世代に伝えていくという今まで述べてきたことに合致するものではないかと思います。当市原RC新世代のための委員会でも今年度は地区のご協力もお願いいたしまして本事業の実現に向けて努力していきたい所存であります。


夏井祐輔:楽しい旅行でした。綾部さん有難うございました。

白鳥政孝:紅葉舞い散る湯に没りつつ、時空を超越した一刻を味わいました。プログラム委員長の綾部さんの入念な企画に驚き感謝いたします。

綾部正幸:法師温泉と宝川温泉の旅、どうやらお約束したお風呂と谷川岳の初冠雪が間に合いまして、不行届のこと、平にご容赦ください。

齋藤榮志:このリストラの時代に時間のムダ使いをさせてしまいました。皆さまの時給には、とても及ばない金額ですが・・・。

会長・幹事:綾部、山崎両プログラム、並びに親睦委員会の皆さまには多大なお気遣いをいただき、感謝いたします。

鶴岡護夫:旅行が大変楽しく過ごせました。

川島 智:久しぶりに本物の温泉で楽しめました。綾部さん、ご苦労様でした。

小池清二:プログラム委員会の皆さんありがとう。過日の法師温泉、楽しい旅行でした。

川内信一:法師温泉では寝てばっかの親睦委員ですんません。あと、女性会員のリクエストで「鶴岡さんの笑ってる顔が見てみたい」では、鶴岡さんがマナ板のコイ状態で、楽しませていただきました。

三木敏靖:尾中会員(親睦担当)と目が合いました。手(握手)を出されましたので。

時田計代:佐川さん・羽良さん・西村さん、お土産をありがとうございました。



前々回      78.7%

本日出席者数  39人

本日欠席者数   8人

本日出席率   83.0%

 会長 始関 信夫