11/14は、熊谷組(9円)ハザマ(16円)飛島建設(21円)三井建設(33円)住友建設(44円)などは、かつての名門であり、日本の経済発展に大いに貢献した。大手ゼネコン4社の中間決算は、鹿島・大成・清水・大林が減収減益。他のゼネコンはどうか?相変わらず、安値競争に陥り、やればやるほど赤字の実態かも知れません。マトモな会社が四苦八苦しているのに、借金棒引会社が、うまくいくはずがない。金融支援後も厳しい経営環境が続いていることを裏付けたもので、熊谷組は、3期連続の赤字となった。これは、私案なのだが、市場からNOと言われている会社は退場すべきである。方法は、いろいろあるのではないか?例えば、三井・住友・フジタがどうのと言っているように、熊谷・ハザマ・飛島など、これを機に業界再編はどうだろう。現在、ゼネコンは、2〜3000社、公共入札が5万社、建設会社全体では、52万社と言われている。しかも今回は、産業再生機構・各種セーフティネットが整備されつつある。企業経営者は身を捨てて活路を求めるべきであり、吸収合併がダメなら、淘汰される以外にない。建設業の倒産は、社会的には小さいのではないかと思う。実際、施工は下請け企業であり、本体は人的資源・技術力・土地などの不動産であり、ここで若手社員を結集し、ベンチャー企業+エンジニアリング会社+技術研究所+設計部=技術集団となり、海外雄飛も夢ではない。以上、勝手な事を申し述べたが、業界に対する叱咤激励と、日本経済再生の為に官民あげて発想の転換と決断をお願いして、話を終わります。

8.卓話:身辺雑感 “もうではなく、まだ”


佐藤 勇 会員

今年は会長の配慮で、会報委員会に所属しております。会報は、川内会員が纏めているので、去年までのようなF印刷や校正で苦労しませんので、大変楽をしており感謝しております。
この前、自分史を書きましたが、私が市原市に来たのが昭和37年2月ですから、40年11ケ月になります。振り返ってみれば早いものですが、色々な思い出が浮かびます。丁度40歳でしたから、川内会員と同じ年頃でした。山形県の鶴岡市から、未知の世界に飛び込んできた、怖いもの知らずの若造とでもいいましょうか、好奇心が旺盛でした。又、本当にそのとき五井町には、不良少年が多くて、脅しに来りゆすりに来りで、10年間苦労をしました。社員が6人の小さな営業所でしたが、所長としての入社だったので、一応、一国一城の主の気分でした。とは言っても、つい1週間前までは100人も居る会社だったから、二階建ての魚屋を改造したという粗末な建物にガッカリしました。と共に一抹の寂蓼感というか、寂しさを感じたものでした。なにはともあれ、「これからは、ここが私の戦場である」と覚悟を決め、進出して来ていた大会社に対してのご用聞き活動を開始したのです。東京湾を埋め立てて出来た造成地に、出光興産が、100万坪の敷地に建設されて居ると聞いて、肝をつぶした憶えも有りますが、石油化学工業を中心にした、京葉工業地帯創設の大事業に巻き込まれながらも、会社は順調に成長して、昭和47年11月、現在の所に土地を借り、事業所を建設しました。田圃の中の一本道に一社だけでした。当然ですが、電気も電話も始めて引きました。丁度10年を過ぎていました。

昭和52年に、市原RCに入会しました。55歳でした。1985・86年度に会長を遺り、91・92年度に分区代理を務めて10年、あっという間にRCも25年を過ぎてしまいました。去る11月11日、大西会員の告別式に参加しましたが、非常に寂しい限りです。亡くなられた大西英一氏は1歳下、麻薙実氏は同じ年でしたが、時田謙祐さん、周郷正さん、石福優さん、海上信久さんは皆大正生まれの人で、本当に懐かしい人ばかりです。現在大正生まれの先輩は酒枝先生1人になりました。どうも最近若い人が先に逝くような気?がして、先輩には「是非とも長生きして貰わないと困る」と真剣に考えて居ります。次にもう一つ、国分寺台士地区画整理組合が、昭和46年10月の設立認可から、31年の長い年月を費やして見事に完成。来年の3月には全て完了の予定です。組合施工では、日本最大の整理面積380ha(約115万坪)に396億円の巨費を掛け、水道、ガス、下水道を同じ坑道に同時埋設した近代的な素晴らしい住宅地になりました。現在の高橋善松埋事長は5代目で31年という歳月に、4代までは既に亡くなりました。設立時に21人居た理事も5人になりましたが、去る10月10日、一緒に遺ってきた西広の広川茂静さんが亡くなりましたので、高橋理事長と4人だけになりました。因みに広川さんは大正15年生まれでした。入社以来40年近く頑張ってきた事を考えれば、同じように市原で仕事をしてきた私にとっては、感慨一入です。30代から40代、50代、60代の代表者と、70代、80代の経営者とでは、若い方が活発で追力があり素晴らしいと思います。特に最近のようにITが発達してくると尚更です。発想も早く、行動も活発に出来るからです。市原RCの若い会員を見ると、つくづく活動的で頼もしいと思います。この間中国でも、江沢民氏から若い50代の胡錦涛氏に変わりましたが、こちらの方は逆に怖いような感じです。交代の時期は夫々違うでしょうが、そのチヤンスの選び方が大切だと思います。ところで最近、ゴルフ場などで、良くこんな話を聞きます。「俺ももう還暦だよ」とか、「もう古稀が近い」という言葉です。日本では今や世界の長寿国になって、男でも平均寿命が80歳近い。仕事をバリバリ遣っている会員の皆さん、やっばり私は、60歳、70歳はまだ若いと思います。「何事も気の持ちよう一つ」とも言います。RCの皆さん、こと“年令”に関しては“もうではなく、まだ”で、行きたいものですが如何でしょうか。私は“もうではなく、まだ79歳”です。

9.ニコニコボックス
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加藤 庄司・会員〜四代目が誕生!ジジイに徹して仕込みたいと思います。名前はタクミと言います。
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境 善弘・会員〜久しぶりに「無責任放談」すっきりしました。
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佐藤 勇・会員〜卓話「身辺雑感」を聞いて頂き、有難う御座いました。

10.出席報告

*会員総数 50名
*本日出席者 42名
*本日欠席者 6名
*本日出席率 87.5%
*前々回確定出席率 85.1%

11.点鐘 川島 智 会長